8月定例勉強会
今回、高齢者の転倒について、自分なりに調べ発表させてもらいました。このテーマにした理由は、自分が回復期病棟でPTとして勤めていて、脊椎圧迫骨折や大腿骨頸部骨折など、転倒により入院される患者様を担当する事が多く、その原因や評価などを詳しく知りたいと思ったからです。内容としては、日本の平均寿命の延伸、少子高齢化といった社会的背景、「高齢者の転倒予防ガイドライン」を参考に、スクリーニングテスト「FRI」や運動テストのカットオフ値、最近の介護予防のトピックスでもある「サルコペニア」、「フレイル」の日本人向けの評価基準、高齢者への運動処方の注意点等の紹介をさせてもらいました。ガイドラインはあくまで「何かを判断する際の指針となるもの」です。高齢者は個人差も大きく多数の転倒リスク因子を抱えている事が多いため、今回知り得た情報をもとに、個別にしっかり評価、治療ができるよう努めていきたいと思います。
官崎
今回は定期勉強会でスプリント作成を行いました。サムスパイカーという母指MP・CM関節固定装具を作成しました。今回の反省点は、物品準備で発注した商品がギリギリきて、皆さんに伝達が遅くなってしまったこと、デモで練習したにも関わらず、本番でミスしてしまったことです。スプリント装具を作成するにあたり、男性・女性の手の大きさやその人の手に合わせて上手く作成する大変さを改めて感じました。臨床で患者さんにスプリント装具を作成する際は、何回も練習した状態で作らないといけないので、今後も時間がある時は練習していきたいと思います。
吉野