県内セラピスト対象研修会 Ⅱ
2月26日(日)に2回目となる県内セラピスト対象研修会をさせて頂きました。
今回もありがたい事に定員の20名を超える申し込みを頂きましたが、会場が狭くなった点を加味し、先着20名でお受けしました。
座学・実技練習を含め、まる1日を費やし研修会を行いました。研修会に出れば結果がでるのではなく、あくまできっかけやヒントに過ぎません。毎日の積み重ねと練習が結果になるのです。
研修会でこんな相談を受けました。リハビリテーションの方向性が地域移行を進めているからという理由で、機能面を診ない、機能訓練をしないセラピストが居て困っているという話です。生活リハビリもマネージメントももちろん大事な事を重々承知しています。ただ、適切な時期を選択して、対象者のニーズに応えて欲しい。バランスの取れたリハビリを実践して欲しいと思う訳です。
マネージメントも大事ですが、スキルを上げる練習もしないとですね。
少し話は変わりますが、半年以上前に祖母がTHAの術後、リハビリを終えて在宅に戻って来ました。引き続き訪問リハが入っていましたが、あまり上手く行ってないのか。帰省の度に、運動療法を行って上げると、「リハビリでこんな事はしてくれん!」「あんたのリハビリの後は身体が動きやすくなる。歩きやすい。」と言ってくれていました。孫というバイアスはかかっていますがw。
残念ながら、そこの訪問リハさんは自ら祖母がお断りする事となりました。でもそれでよかったんです。やっても意味が無い。お金だけが請求されてしまう。と思わせているリハビリならやめてしまった方が良いと思うんです。
機能面を診ない。機能訓練をしない。そのポリシーをセラピストが掲げる前に、目の前の対象者さんが必要としている事を提供してあげて欲しい。困っている事を解決して欲しい。私達のリハビリは、国や県が決めるのでは無い。ましてやセラピスト、医療側でも無い。対象者さんが良し悪しを決めるんです。
また来たい!という声を頂いている間は、県内セラピスト対象研修会、頑張りたいと思います。