定例勉強会 5月
5月31日(火)に月一回の定例勉強会を行いました。今年度より、コラムという時間を設け、より広範囲はジャンルから勉強が行えればと思っています。
コラム:足の裏について 担当:小坂
提示してもらった2症例共に骨折後の症例でしたが、全身のアライメントを背景に、足部のアライメント不良が視診として、観察されました。
足部は、移動する為に唯一、床と接点を持つ器官です。となると足がどんな状況なのかは、当たり前の様に評価・治療がなされてなければなりません。
しかし、残念ながら歩行・下肢が診るトレーニングをしていないOTは多いというのが現状です。「生活をみる」(森)をみる為には、「機能」(木)をみれる力が必要だと考えます。
レオナルド・ダ・ヴィンチ「足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である。」と言われたそうです。
講義:肩関節の機能解剖〜症例検討を踏まえて〜 担当:児玉
進化上における魚類の胸ビレ、生きる化石シーラカンスの胸ビレもまた、推進力を生むため動力機関ではなく、方向付け・舵取りの役目が大きいと言われています。その胸ビレから陸生動物へと進化を遂げたであろう両生類、爬虫類の前肢、そして四足動物の哺乳類を思いだしてもまた、前肢の役割を考えると、推進力を生む機関では無いだろうと考察します。
十数年前、リハビリの専門学校で、肩甲上腕リズムについて学び、理解するのに多くの時間を要しました。あの2:1の関係が理解するのに苦労した事を覚えています。ところが、今あの2:1は決して、2:1ではないというのが常識化している様です。学生に対して、若手セラピストに対して2:1と高々に声を出している方々は、嘘を話しているかもしれませんよwもちろん個人によって異なると言われていたのも過去の事実ですが、既に2:1という数値化はできないようです。
それから、0〜30°動いていないと言われていた肩甲骨は、レスト状態から肩甲骨がセッティングするフェイズがある様ですね。
関節上腕リズムについても勉強しました。関節上腕リズムの崩れは、多様な肩関節疾患を兆候に当たる様です。肩甲上腕リズム≠関節上腕リズムといった所でしょうか。
常に知識をアップロードしなければ・・・
次回は男塾は6月になります。